パソコンが増えてきたらLAN構築。

LocalAreaNetwork、通称LAN（ラン）はパソコンを複数繋げる手段です。実は、おぼや自体、伊勢志摩でLANの構築を始める以前から携わってきたものでもあります。何故なら、インターネットサーバーの開発者の１人ですから伊勢志摩では最も老舗になります。

この為、デジタルネットワークの関連資格を取得しています。実は、ケーブルテレビのインターネット工事資格にこの資格が必要とされ、市内でも当方を含め３社しか有りませんでした。残り２社は家電量販店です。

特に、LANは設置を一歩間違うとパソコンを壊す原因となったりします。つまり、電線や電話線と同じ様に電波や銅線ですから対外的なノイズなどを考慮する必要があるわけです。この為、電気工事の知識、電話などの通信回線の知識、そしてLAN機器のメーカーの知識など様々な知識を必要とする為、安心出来る業者に依頼する必要があります。

志摩市内に置いての目安はMCTVのインターネット工事を行っている元請け業者がこれに当たります。MCTVのインターネット工事を依頼すると最上段の「工事業者」と言うところに記されている業者がこれに当たります。

当方も元請け業者であり、家電店、電気工事店などからも工事依頼を受けることが多くなっています。

最近よく行われるのは家電店との共同工事。一度の工事で一気に工事が行えますので工事費も割安になります。特に志摩市内の家電店とはどのお店からの依頼もお受けします。最近はパソコンの購入も「近くのお店で買ったよ」と言われる方からの依頼も増えています。

 

一般的にはルーターと呼ばれる装置を介し、分配します。

インターネットにはグローバルIPアドレスと呼ばれる番号が一契約に付き１個割り振られています。このアドレスでは１台のパソコンしか使えず、２台以上ではパソコン同士がアドレスの奪い合いになり、インターネットが出来なくなります。

そこで、ルーターを入れることにより、１個のグローバルIPアドレスを複数のローカルIPアドレスにて共用すると複数のパソコンで使用できるようになるわけです。

一般的には線で繋ぐ物と無線で繋ぐ物に分けられ、前者を有線LAN、後者を無線LANと呼んでします。有線LANの中には光ファイバーで接続する物も有りますが、速度のわりには高価な物となっています。

将来、アダプタなどが安価になれば普及する物と思われます。

無線LANは無線で電波を飛ばすので同じ室内ならパソコンの設置場所を選ばないという特徴があります。

有線LANは直接線で繋げるため無線LANに比べ設定が楽で、ルーターとパソコン間の通信が高速であると言うメリットがあります。 一般的には無線LANは個人用、有線LANは業務用で使われることが多い傾向にあります。個人宅でも距離がある場合などは有線LANを使用します。何故かは各LANの良いところ、悪いところで御紹介いたします。

良いところと言えば無線であること。有線LANに比べ、同じ室内であれば大抵の所は電波が届きますのでパソコンの設置場所に困らないという特徴があります。また、最近はニンテンドーDSなどパソコン以外でも無線LANに対応した機器が登場しています。

また、旅館など宿泊客に利用できるサービスとしても有効で集客にもなります。この場合、ルーターの設定をいじる必要があり、当方で請け負うケースが多くなっています。

志摩市内では、波瑠香、大王荘、安乗シーサイドホテル、ギャラリー絵かきの岬など当方が設定したフリースポットが多数有ります。

欠点と言えばこれまた無線であること。届く電波の強さにより速度が大きく変わります。この無線、コンクリートや断熱材などを苦手とし意外と電波が届かないケースが多々あります。

医療関係者にも嫌われていますが、有線LANと無線LANを上手に活用し電波を弱くするなどの手法を取り入れている所もあります。 最近は、アダプタ側の更新が進み、WondowsXpなどの最新のパソコンしか利用できない物が多数有ります。買ったは良いが使えなかったと言うトラブルも発生しています。

最も相談を受けるのが設定。 楽にはなったはずですが結構無駄なアダプタ付きルーターを買ったり暗号化の設定にミスしている人が多数居ます。 特に暗号化の設定をミスすると個人情報の流失にも繋がります。実際にお客様にパソコンの設定をしている最中に隣近所の電波が良く飛んできます。その中には暗号化を行っていない物が多数有り、ルーター側を設定し直すなど知らない人が設定すると混信を招くなどの事例も発生しています。

また、無線ルーターは当たり外れが多く、安価なメーカーの機器は禁物です。 酷い事例では暗号化を行っていなかった為に、外部からパソコンに侵入され、パソコンの中身を初期化されてしまったと言う事例もあります。

安心して使うには周囲との混信を避け、暗号化を行う必要があります。是非ご相談ください。

良いと言えば有線であること。 無線LANに比べ距離による速度変化がなく、高速であると言うこと。また、暗号化の必要性が無く、WindowsXpのパソコンであればジャックで差し込むことにより容易にインターネットが出来ると言うメリットがあります。

暗号化が必要と無いため、個人情報を扱う企業は必須のネットワークでもあります。例えば志摩市役所。個人情報の宝庫ですが、全て有線LANとなっています。

また、母屋と離れ、建物がコンクリートの場合、電波が届きにくく大抵の場合は有線LANで接続しています。

おぼやは工事に於いてカテゴリ６のケーブルを使用します。

おぼやの場合、LANケーブルはカテゴリ６に統一しています。このケーブルは1000Base-TXと呼ばれる現在発売されているパソコンの次の規格まで対応しております。

専門知識を持ち合わせていない業者の場合、これらのケーブルの規格を混同して使用する事があり、現在主流となっている1000Base-Tのパソコンの規格に対応していないケーブルを使用する業者も見られます。 パソコンの通信速度も年々速くなっています。その為しっかりとした規格通りの工事が求められているわけです。

工事に使用する器具、材料などにも規格があり、線のみならずプラグやジャックなど統一された規格の物を使用する事が求められております。

また、ケーブルも量販店で販売されている物とちょっと違います。量販店の物は心線が撚り線で曲げやすくなっていますがおぼやが使用する線は単線です。撚り線に比べ単線は線の断面積が大きいため電気信号の通りが良く、長い距離、安定した信号を送受信することが出来ます。２、３ｍなら撚り線が使いやすく、それ以上は単線が使いやすいというわけです。

参考までに、現在使用している線は、薄いクリーム色の物で、写真のものとは色が異なります。プラグはルーターの写真の物が沖電気製ですが、現在は施工の確実性から上の青いジャックに刺さっている物を使用しています。市販のプラグに比べかなり頑丈です。

最近増えてきた物が、1台のプリンタを複数のパソコンで使用するという物。

プリンターを複数設置するよりは1台、ちょっと高価なプリンターを設置した方が凄く便利というわけです。例えば、小型レーザープリンターを同一フロアに２台設置するよりはLAN接続の出来るプリンタにしてしまうことで、電気代の低減、スペースの確保など様々なメリットがあります。２台分のプリンタ代金でちょっと高価なプリンタを購入した事例もあります。

意外と部屋が広くなったと言うお客様の声も多数ありますので是非ご検討下さい。

フリースポットと聞いて初めての方もいるかも知れませんが実は無料のインターネットのアクセスポイントです。志摩市内には各所に設けられていますが、最近は宿泊施設がお客様の利便性を上げるために導入しています。

仕組みは簡単。暗号化を外した無線LAN。導入に当たっては殆どLAN工事で終わってしまいます。パソコンはお客様の無線LANが付いたノートパソコンを使用するため宿泊施設では準備する必要はありません。出来れば、電源コンセント程度は有った方が良いでしょう。一般的には部屋かロビーで使用します。

最初の利用者は月に２、３グループと言ったところでしたが、最近はかなり数が増えているようです。元々は、メールのやり取りとかホームページで観光情報のチェックとか行っているだけだったようですが、最近はブログと呼ばれる日記を旅先から書く人が増えてきました。

実際に必要なコストは初期導入の２万円〜４万円程度で既にインターネットを業務で使用していれば分配するだけですので月々の通信コストは０円。ホームページ、パンフレットなどにフリースポット導入と記せば僅かではありますが宿泊者の増加も期待できます。

また、フリースポット協議会のホームページにも記載できますので見られたお客様からのお問い合わせ、ご宿泊も期待できます。

参考　フリースポット協議会

一応の目安ですが有線LANを導入されているお客様を御紹介します。個人宅もかなりあり実際にはこの２、３倍の件数に登ります。